Homebrewを使った便利なパッケージ管理方法
Homebrewとは?
HomebrewはmacOS向けのパッケージ管理システムであり、ターミナルを介してソフトウェアを簡単にインストール、アップグレード、削除できるツールです。コマンドラインから簡単に操作できるため、開発者やエンジニアにとって便利なツールです。
Homebrewのメリットとデメリット
メリット
- 簡単なインストール:ターミナルで一行のコマンドを実行するだけでインストールできます。
- アップグレードが容易:一括でパッケージをアップグレードできます。
- 依存関係の解決:インストール時に必要な依存関係を自動的に解決してくれます。
デメリット
- コマンドライン:コマンドラインを使うので黒い画面が嫌いな人は少々しんどいかもしれない。
これからパッケージ管理しようという人には関係ないかもしれない気がするが。。。
Homebrewのインストール
とその前に
Xcodeのインストール
Homebrewを利用するには、まずXcode Command Line Toolsが必要です。ターミナルで以下のコマンドを実行して、Xcode Command Line Toolsをインストールします。
xcode-select --install
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
続いてインストールの確認
brew -v
ターミナルで上記のコードを叩いて下記のようにバージョンが表示されれば問題なしです。
Your PCと※の部分はそれぞれで違うと思います。
Your PC ~ % brew -v
Homebrew 3.6.16
Homebrew/homebrew-core (*****)
Homebrew/homebrew-cask (*****)
よく使うコマンド
brew install [package] | パッケージをインストールします。 |
---|---|
brew uninstall [package] | パッケージをアンインストールします。 |
brew upgrade [package] | パッケージをアップグレードします。 |
brew search [keyword] | 指定したキーワードを含むパッケージを検索します。 |
brew list | インストールされているパッケージの一覧を表示します。 |
brew info [package] | 指定したパッケージの情報を表示します。 |
brew outdated | アップグレード可能なパッケージの一覧を表示します。 |
brew doctor | システムの問題を診断して修正します。 |
brew cleanup | インストール時にダウンロードされたキャッシュや古いバージョンの削除を行います。 |
brew services | サービス管理を行います。 |
まとめ
Homebrewは、macOS上でのパッケージ管理を効率化する強力なツールです。
簡単なインストールと使いやすいコマンドラインインターフェースにより、開発者やエンジニアにとっては必須のツールとなっています。ただし、システムに影響を与える可能性もあるため、注意が必要です。しかし、その利便性と柔軟性から、多くのユーザーにとって欠かせない存在となっています。